いよいよ今週4日に開催予定の「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」で機能性表示についての議論が開始されます。
安全性や品質確保についての議論は的を得ていて、良い方向に進んでいくことが期待できそうです。
後半の機能性表示については、表示のみではなく、消費者が正しい商品選択ができるよう、消費者への情報提供にまで議論が及ぶことを期待したいと思います。
DSHEA施行後、大きな問題に直面しながらも米国サプリメント市場は堅調に成長を続けました。
その背景には、ODSやNIHなど国の機関がサプリメントの有用性について科学的エビデンスを取得し続けた事もあると思います。
そのエビデンスが医師や薬剤師などヘルスケアのプロフェッショナルをも納得させ、消費者啓発に動かしたことも大きな力になったと思います。
(株)インテージの実施した消費者調査結果からは、日本の健康食品(サプリメント)の可能性が示唆されています。
消費者がサプリメントを利用したいと思うが利用しない理由、利用する意志がない理由、それは正しい情報と情報処理能力の不足が大きな原因になっていると思います。
新制度では、情報提供の方法だけではなく、消費者の情報処理のサポート体制についてまで配慮する必要があると思います。
日本の健康食品(サプリメント)利用者は、想像以上に高齢者が多いからです。
一過性のブームに振り回されがちな日本市場と異なり、米国市場は安定しています。
消費者にとっても業界にとっても望ましい市場はどちらでしょうか?
データを基に考えてみたいと思います。
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■GNGニューズレター 2013年4月2日号トピック
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●江崎グリコ、アーモンドの魅力が詰まったドリンク「アーモンド効果」を発売
●明治、アサイーのエキスを使用したゼリー「ゼリーdeアサイーボウル」を発売
●ポッカサッポロ、乳酸菌豆乳発酵飲料「明日のキレイ ヨーグルト風味」など通販で発売
●サッポロ、乳酸菌によるセロトニンを介した自律神経への作用を発見
●AIFN、日本の法規制公開シンポジウム第二回を開催
など