こんにちは、GNGの市野です。
今号も、食品・ヘルスケア市場の変化を捉える海外ニュースが集まっています。
制度、研究開発、消費者ニーズ、AI活用まで、業界の流れが少しずつ変わり始めていることが見えてきます。
例えば…
・AI検索時代、Google上位表示だけではサプリブランドが選ばれない時代へ
生成AIによる検索利用が広がる中、従来のSEOだけでは接点をつくりにくくなっているとの指摘です。
「AIにどう整理・要約されるか」が、ブランド認知にも影響し始めています。
・サプリ原料の透明性強化へ、新アプリが成分の信頼性情報を可視化
原料の由来や品質、研究情報を見える化する動きが進んでいます。
“何が入っているか”に加え、“なぜ信頼できるのか”をどう伝えるかも重要になりそうです。
・米国サプリ市場、「製品起点」から「症状起点」へ パーソナライズ需要が拡大
米国では、「どんな成分か」よりも、「自分の悩みに合うか」を軸に商品を探す傾向が強まっています。
AIやデータ活用の広がりとあわせて、個別最適化型の提案設計が進みつつあります。
このほかにも、GLP-1利用拡大による食品開発の変化、欧州の健康・高たんぱく質トレンド、機能性表示制度や食品規制の動きなど、多角的なニュースを掲載しています。
個別の話題だけでなく、全体を通して読むことで、海外市場でどのような変化が同時進行しているのか、より見えやすくなる内容です。
この記事について
GNGでは、会員向けに世界各国の健康・食・栄養に関するニュースをセレクトし、日本語に要約したものを月に4回、ニューズレター「GNGグローバルニュース」として配信しています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
……グローバルニュートリション研究会 会員企業様は、会員サイトにて、すべての記事をお読みいただけます。
■GNGグローバルニュース 2026年5月14日号 トピックス
Market News
●欧州のプラントベース市場、代替肉は全体の4%にとどまる
●フィリピン発「ウベ」、次の抹茶ブーム候補として注目拡大
●GLP-1利用拡大で乳製品開発に変化、“少量高栄養”設計が加速
●米国サプリ市場、「製品起点」から「症状起点」へ―パーソナライズ需要が拡大
●欧州食品市場、健康・高たんぱく質・手軽さが主要トレンドに
●プラントベース食品市場、栄養価と「おいしさ」の両立が成長の鍵に
●Vitafoods Europe 2026、機能性食品・飲料分野で「高栄養密度」と個別化が主要テーマに
Products & Technology News
●AI検索時代、Google上位表示だけではサプリブランドが選ばれない時代へ
●サプリ原料の透明性強化へ、新アプリが成分の信頼性情報を可視化
Science News
●CapsiMax、GLP-1関連サポート素材としての可能性を研究発表
●抗酸化シンバイオティクス、肌の老化サイン改善の可能性を示唆
●プロバイオティクス候補菌、尿路感染症リスク低減の可能性を示唆
●NAD+サプリ市場拡大、科学的根拠と製剤設計が差別化要因に
●コーヒー摂取、腸内細菌を介して脳機能に影響する可能性
Company News
●Haribo社、「グミ中心戦略」でグローバル成長を加速
Regulatory News
●EU「Breakfast Directive」改正、食品メーカーに表示・配合見直しを要求
●ANZで大豆たんぱく質の心血管ヘルスクレーム承認へ、食品開発加速に期待
●米国「FRESH Act 2026」、FDA食品安全体制の改革案として議論
●FDAのDSHEA会合に意見殺到、サプリ新原料定義を巡り業界議論が拡大
●Health Canada、プレバイオティクスのモノグラフ公表へ 機能性表示の標準化進む
[今号のハイライト]
AI検索時代、Google上位表示だけではサプリブランドが選ばれない時代へ|GNGグローバルニュース2026年5月14日号
生成AI検索の普及によって、サプリメントブランドのデジタル戦略が大きく変化している。従来はGoogle検索で上位表示されることが重要だったが、現在はChatGPTやPerplexity、Google GeminiなどのAIが情報源として「信頼できるブランド」を選別する仕組みへ移行しつつあるという。
検索順位が高くてもAIの回答内にブランド名が表示されないケースが増えている。AIは単純なSEO順位ではなく、「質問に直接答えているか」「科学的根拠があるか」「専門性が明確か」「内容が十分に網羅されているか」といった要素を重視しているとされる。特にサプリメント分野では、安全性や信頼性が重視されるため、一般的な販促中心コンテンツだけではAIに引用されにくいと説明されている。
また、多くのブランドでは、短い商品説明や一般論的なブログ記事に依存していることが課題だと指摘されている。消費者が実際に抱える疑問に対し、簡潔かつ具体的に答える“answer-first”型コンテンツへの転換が進むことが重要視されている。あわせて、研究データ、専門家監修、第三者評価などを通じて、ブランド全体の信頼性を示すことの重要性も高まっている。
さらに、AIは自社サイトだけでなく、外部メディア、レビュー、専門家の言及など複数の情報源を参照してブランド評価を行うため、業界内での言及や第三者評価の蓄積も重要となる。
今後のデジタルマーケティングでは、従来のSEO最適化に加え、「AIに信頼される情報設計」が競争力の鍵になるとの見方が示されている。
出典
WholeFoods Magazine(2026年4月28日)
https://www.wholefoodsmagazine.com/articles/17974-why-your-supplement-brand-isnt-showing-up-in-ai-even-if-you-rank-1-on-google
(会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2026年5月14日号」より抜粋)
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