本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて、武田がウェルネスフードのトレンドとヘルシースナックについて考察しています。
国内ニュースからは、栄養補助食品「アイソカル ゼリー」の製品ラインアップ大幅強化、第4回地域版SDGs調査 2022 「住民によるSDGs評価は鳥取県が3年連続1位」、マルサンアイ、機能性表示食品の「豆乳グルト」市況好調につき製造ライン新設、キリン、乳由来「βラクトペプチド」がメンタルヘルスや精神的活力を改善することを確認、といった話題を取り上げています。
この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
こんにちは、GNG武田です。
先週、７月２７日（水）～２９日（金）、東京ビッグサイトにて『ウェルネスライフジャパン』が開催されました。
ウェルネスライフジャパンが他の展示会と大きく異なる点は、「ウェルネスフードアワード」という表彰制度があることです。
このアワードは「人々のQOLを向上する食品・食品素材にフォーカスした食品アワード」と位置付けており、
・スポーツ＆アンチエイジング部門
・食品素材部門
・サステナブル＆フードテック部門
・ＯＹＡＴＳＵ部門
が設けられており、応募商品の中から各部門より「金」「銀」「銅」の各賞が決まります。
本年2022年は5回目の開催を迎え、応募数は、100商品以上となりました。
そして、２９日（金）１３：００より、表彰式が行われました。
ウェルネスフードアワード2022年の結果は、以下の通りです。
■最優秀賞
キリンビバレッジ株式会社 / KIRIN βラクトリン(キリン ベータラクトリン)
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■スポーツ＆アンチエイジング部門
金賞：キリンビバレッジ株式会社 / KIRIN βラクトリン(キリン ベータラクトリン)
銀賞：番株式会社パナバック / ドイツ産脱アルコールビール「ヴェリタスブロイ」（330ml缶）
銅賞：ハウスウェルネスフーズ株式会社 / ラクシテ
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■食品素材部門
金賞：株式会社神鋼環境ソリューション / パラミロンEOD-1（金色のユーグレナ）
銀賞：丸善製薬株式会社 / アクティボディRB
銅賞：フジッコ株式会社 / クロノケア🄬
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■サステナブル＆フードテック部門
金賞：株式会社HiOLI / HiO ICE CREAM
銀賞：株式会社ユーグレナ / からだにユーグレナ やさしいフルーツオレパウダー
銅賞：亀田製菓株式会社 /「大豆と玄米のべジミンチ」「大豆と玄米のベジフィレ」
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■ＯＹＡＴＳＵ部門
金賞：丸彦製菓株式会社 / ごま好き
銀賞：株式会社ドール / ドールスウィーティオバナナ
銅賞：株式会社東平商会 / ぎゅっとまるごとにんじんジュース
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■審査員長特別賞：株式会社 明治 / 明治５つ星習慣
私も、食品素材部門の審査員として参画させていただき、光栄にも、表彰式で表彰状の授与をさせていただきました。
結果論ですが、受賞された企業さんにGNG研究会会員企業さんがいらっしゃることも、とても嬉しいです。
ご興味のある会員企業さんがいらっしゃれば、是非、来年のウェルネスフードアワードにトライしてください。
また、【国際おやつ（ＯＹＡＴＳＵ）研究会特別講演】 間食の考え方が変わる！健康維持できるＯＹＡＴＳＵとは、にスピーカーの１人として参加させていただきました。
矢澤一良先生、西澤邦浩さんとご一緒させていただき、とても楽しいセッションでした。
私は「ウェルネスフードのトレンドとヘルシースナック」というテーマでお話をさせていただきました。
今号では、会場に来られなかった方のために、この内容のサマリーをまとめました。
New Nutrition Businessの “Strategies in healthy snacking”からの抜粋となります。
（株）グローバルニュートリショングループ 武田 猛
GNGニューズレター（国内情報） 2022年8月1日 トピックス
＜国内ニュース（要約）＞
NEW PRODUCTS 新商品
● 栄養補助食品「アイソカル ゼリー」の製品ラインアップ大幅強化
MARKET NEWS マーケット
●第4回地域版SDGs調査2022 「住民によるSDGs評価は鳥取県が3年連続1位」
●約7,000万人の購買商品ランキングで 「炭酸飲料」男女総合ランキング発表
COMPANY NEWS 企業情報
● 腸内細菌が原因となる不安やうつ病からの回復を支援、サイコバイオティクスとは
● マルサンアイ、機能性表示食品の「豆乳グルト」市況好調につき製造ライン新設
● 女性向けセルフケアブランドを運営する株式会社WRAY、総額1.4億円資金調達
● パラミロン4週間摂取で精神的疲労が有意に改善
SCIENCE NEWS サイエンス
● 日本人高齢者におけるコーヒー、緑茶、カフェインと認知症リスクの関連
● 低強度の運動とケルセチンを含む食品摂取がサルコペニア対策に有効な可能性
● キリン、乳由来「βラクトペプチド」がメンタルヘルスや精神的活力を改善することを確認
● 薬の種類や多剤併用が及ぼすヒト腸内細菌への全貌を解明
● 腸内細菌の栄養源となる二つの糖の協調作用が肥満を抑制
● 大麦が2型糖尿病患者の血糖値上昇を抑制することを確認
● 月経痛の原因「プロスタグランジン」、DHAとEPA摂取で作用減少の可能性
[今号のハイライト]
キリン、乳由来「βラクトペプチド」がメンタルヘルスや精神的活力を改善することを確認
[原文：kirinholdings.com]
キリンホールディングス株式会社のキリン中央研究所は、乳由来の「β ラクトペプチド」の 1 つであるGTWYペプチド（以下、β ラクトペプチド）」を用いた臨床試験で、日常的にストレスを感じている人のメンタルヘルスや精神的活力を改善することを確認した。
同研究では、「日常的にいらいらを感じている」など気分状態に問題を感じている 45 歳～64 歳の健常な中高年齢者層の 60 名を対象に、ランダム化二重盲検比較試験を実施し、β ラクトペプチドを含むサプリメントの摂取が気分状態や精神的活力に及ぼす効果を検証した。
6週間の摂取前後に質問形式で気分状態を評価し、生体指標として唾液中のストレスマーカーを測定した。その結果、日常の不安感、ストレス知覚度および精神的活力のスコアが、β ラクトペプチドを摂取した群ではプラセボ群と比較して有意に改善した。また、ストレス状態を評価する指標である免疫グロブリン A（IgA）も β ラクトペプチドを摂取した群では同様に改善した。
以上の結果より、β ラクトペプチドは「日常的にいらいらを感じている」などの気分状態を改善
し、精神的活力が向上することが確認された。
今回の試験では、認知機能改善効果と同じ摂取量で効果を確認しており、β ラクトペプチドが脳と心の健康の両方に役立つ可能性が期待される。
同社はこの研究成果について、日本うつ病学会が主催した「第 19 回日本うつ病学会総会」（2022 年 7 月 14 日～15 日）で発表した。この研究と関連した成果は、6 月 17 日に行われた「第 22 回日本抗加齢医学会総会」においても発表し、「最優秀発表賞」に選出された。
（会員向けニューズレター「GNGニューズレター2022年8月1日号」より抜粋）
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