キリンHD、「#iMUSEで医療支援」プロジェクトを実施、ほか|GNGニューズレター5月17日号

 

本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて弊社代表・武田が、ネスレのThe Bountiful Company買収について、概要を整理しています。

国内ニュースからは、小林製薬から機能性表示食品「ナットウキナーゼさらさら粒」が新登場、CBD入りのコーヒーパウダーと抹茶パウダーが新登場 2foods、キリンHD、「#iMUSEで医療支援」プロジェクトを実施、森永乳業、ビフィズス菌MCC1274摂取による認知機能改善作用と血中HbA1c が相関することを確認といった話題を取り上げています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

こんにちは、GNG武田です。

緊急事態宣言の対象が拡大され、予断を許さない状況になってきました。そのような不安な状況下、先週12日(水)~14日(金)、パシフィコ横浜においてifia JAPAN 2021が開催され、私は、13日、14日に講演をさせて頂きました。感染リスクのある中、セミナーにご出席頂いた方の勇気と熱意に胸を撃たれ、私も熱く語ってしまいました。

先月、ネスレ名誉会長のピーター・ブラベック-レッツマット氏の著書『食品産業の未来 ネスレの挑戦』(日本経済新聞出版)が発売されました。2016年に出版された“NUTRITION FOR A BETTER LIFE  A Journey from the Origins of Industrial Food Production to Nutrigenomics”の日本語版です。
 マギ―、キャンベル、ハインツ、ユニリーバ、クノール、ケロッグ、コカ・コーラなど、由緒ある食品会社の生い立ちも書かれていて、食品産業の歴史を知ることが出来ます。

 そして、EUヘルスクレームの原点となったFUFOSEでの機能性食品の定義も書かれています。ご存知の通り、このFUFOSEでの議論が基になり、その後、PASSCLAIMにおいて、ヘルスクレームに対する科学的証拠の評価手順が議論され、ヘルスクレームに関する評価法と、マーカーに基づく健康表示を実用化するための共通基準が作成されました。これが、Codexヘルスクレームのガイドラインに採用され、現在、グローバルスタンダードとなっています。

 本書では、ネスレを「食品メーカー」から「ウェルビーイングの会社へ。」と紹介され、機能性食品のあるべき姿、将来像が示されています。ネスレがポートフォリオから製薬会社を除き、「栄養・健康・ウェルネス企業(原文:Nutrition, Health and Wellness company)」のリーディングカンパニーを目指すことを明言しています。

 さて、そのネスレのM&Aが活発化しています。米国サプリメントNo.1企業(必然的に世界No.1)であるThe Bountiful Companyのコアブランドを買収します。実は、既に2017年に米国サプリメントNo.4企業であるAtrium Innovationsの買収も済ませています。

今号では、ネスレのThe Bountiful Company買収について、概要を整理してみました。
詳細は、金曜日10時からのNNBポイントセミナーで解説いたします。

NNB4月ポイント解説は、5月21日(金)10:00~11:00オンラインでの開催となります。

(株)グローバルニュートリショングループ 武田 猛

GNGニューズレター(国内情報) 2021年5月17日 トピックス

<国内ニュース(要約)>

●小林製薬から機能性表示食品「ナットウキナーゼさらさら粒」が新登場
●日本初のクマイザサ粉末の機能性表示食品「クマ笹青汁」による届出が公表、ユニアル
●CBD入りのコーヒーパウダーと抹茶パウダーが新登場、2foods
●ピニトールを配合した日本初の機能性表示食品を販売開始、日本アドバンストアグリ
●2021年3月のドラッグストア販売額、「健康食品」は前年同月比7.4%の増加
●2021年3月の通販売上高、「健康食品」は対前年同期比8.5%増加
●3月の家計調査、サプリメントの支出額は前月比15.0%増
●キリンHD、「#iMUSEで医療支援」プロジェクトを実施
●ニチモウバイオティックス、麹多糖抽出物による非アルコール性脂肪肝の進行抑制を確認
●森永乳業、ビフィズス菌MCC1274摂取による認知機能改善作用と血中HbA1c が相関することを確認
●消費者庁、インターネット上で健康食品を販売する99社101商品に表示の改善要請

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[今号のハイライト]
キリンHD、「#iMUSEで医療支援」プロジェクトを実施

[2021/4/27] [kirinholdings.co]

キリンホールディングス株式会社は、5月6日(木)~8月31日(火)の期間、Twitterを通じた医療支援プロジェクト「#iMUSEで医療支援」を実施する。
同プロジェクトは、「#iMUSEで医療支援」というTwitterのハッシュタグで投稿されたツイート1件につき、「キリンiMuseプラズマ乳酸菌サプリメント」(7日分)1袋を全国の医療機関に寄付するというものである。さらに、参加した人の中から抽選で毎月100名に「iMUSE BOX」をプレゼントする。
また、「#iMUSEで医療支援」特設サイト(https://www.imuse-p.jp/support/)を5月6日(木)に開設し、Lo-Fi HipHopの心地よいサウンドとともに、現代を生きる一人の日常と、医療従事者の日常を描いた30分のオリジナル動画コンテンツを5月下旬から公開する。
新しい日常が始まって2年目となり、健康に対する考え方も変化する中で、同社は日々免疫ケアをしながら生活する一人ひとりの健康と、医療従事者の健康をつなげ、共に支えるための支援として同プロジェクトを展開していく。

(会員向けニューズレター「GNGニューズレター2021年5月17日号」より抜粋)

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18年間の実務経験と20年間のコンサル経験を積み、38年間一貫して健康食品ビジネスに携わる。国内外750以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」のもとに先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評がある。世界各地にネットワークを築き上げ、情報活用サービス「グローバルニュートリション研究会」主宰。食品会社、化粧品会社、製薬会社の健康食品部門に対して、商品開発・マーケティング・海外進出などのコンサルティングを行っている。人が幸せに生きるためには健康が第一である。健康食品産業は「幸せ創造産業」である、という信念のもと、クライアントの成功を通じ、消費者に支持される業界を目指し、業界で働く人すべてが自分の仕事に誇りと自信をもてるようにしたいという想いから、業界健全化活動にも取り組んでいる。

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