GNGニューズレター3月3日号:インテージ、2013年度版 健康食品、サプリメント市場実態把握レポートおよび集計データシートを発行、ほか

先週、大阪と東京でインテージさん主催で『「健康食品・サプリメント市場」セミナー ~消費者データから規制緩和後の市場と商機を読み解く~』が開
催され、私も「健康食品新時代の幕開け~新・機能性表示制度の導入による市場変化を予測する~」と言うテーマで講演させて頂きました。
どちらの会場も受け付け開始後短期間で満席となり、会場を変更する程関心を持って頂けたようです。

人口が減少する中、健康食品使用者数は増加しています。
健康食品市場を支えるのは50代~70代女性、60代~70代男性です。
金額ベースでみると、男女共に60代、70代が市場の5割を占めています。
健康食品の普及の妨げとなっているのが、正しい情報を伝えられないという事ですが、現在検討中の新・機能性表示制度により潜在市場が顕在化される事が期待できます。
但し、60代以上という世代に対して、解りやすく誤認を招かないような情報提供制度とする事がとても大切だといえそうです。

今回の調査では、
・「満足している」28.0%、「やや満足している」45.5%と73.5%の利用者が概ね満足している
・「継続利用期間」では、「1~2 年未満」18.9%、「2~3 年未満」13.1%、「3~5 年未満」11.8%、「5~10 年未満」10.4%、「10 年以上」7.0%と、1年以上使用している人は61.2%という高い割合であった
・「継続利用意向」では、「継続して利用したい」47.5%、「やや継続したい」35.7%と、8割以上の人が概ね継続したいと思っている
・「購入頻度」は、「1ヶ月に1回くらい」36.9%、「2~3ヶ月に1回くらい」34.1%であり、「利用頻度」も「ほぼ毎日」が72.1%と定期的利用ユーザーが
多いということも分かりました。
現在の健康食品ユーザーの多くは満足度が高く、現在使用中の商品の継続利用意向も高いといえます。
この結果に驕ることなく、新制度で求められるであろう安全性や品質確保についてもしっかりと取り組み、信用を失わない事が最も重要な事だと思います。 

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■GNGニューズレター 2013年3月3日号トピック
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●株式会社 クリニコ、栄養補助飲料「エンジョイArgina」を発売
●大塚製薬工場、日本人の食事摂取基準参考の濃厚流動食品「ハイネイーゲル」を発売
●味の素、運動、リハビリの効果を実感できる「アミノケア」ゼリー ロイシン40を発売
●コカコーラシステム、「脂肪」と「糖」に着目したWトクホ飲料「からだすこやか茶W」を発売
●サンスター、「EQUITANCE」から更年期の女性向け美容飲料を通信販売
●消費者庁、第3回「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」開催
●インテージ、2013年度版 健康食品、サプリメント市場実態把握レポートおよび集計データシートを発行など

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