本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて、武田がNNB10 Key Trends in Food, Nutrition & Health 2018について紹介しています。
国内ニュースからは、「代替肉」に関するインターネット調査「試しに食べてみた」2020年調査より増加、明治、独自の大規模母乳調査を実施 現代社会に対応する「母子栄養研究」、サントリー、イギリスのスタートアップへ出資、日本におけるパーソナライズドニュートリションプランについて議論、フジッコ、運動不足気味の健常人の蒸し大豆継続摂取による筋量と筋力向上を確認、メタジェンとホクト、きのこの継続摂取が免疫機能の増強につながることを明らかに、などといった話題を取り上げています。
この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
こんにちは、GNG武田です。
先週金曜日、NNB10キートレンド理解度UPセミナーを開催しました。
プレゼンテーション用資料を作成したら、なんと427ページにもなりました。
この内容を3時間半で説明しようと試みましたが、やはり時間が足りず、後半は駆け足になってしましました。
ご聴講いただいた皆さんにはご迷惑をお掛けしてしまいました。
来年は、午前と午後で5時間掛けて解説しようと思います。
10キートレンドを熱心に読んでいただく会員企業さんも多いのですが、よく聞かれるのは「どのように自社で活用すればよいのか」といったことです。
「過去の10キートレンドを読み直し、現在を分析する」ことをお勧めしています。
5年くらい前の10キートレンドを読み直し、現在までに何が起きたのか、振り返っていただくと、いろいろな気付きがあると思います。
その気付きから、最新の10キートレンドを読んでいただくと、必ずヒントが得られると思います。
今号では、ちょうど5年前、2017年末に発刊された” 10 Key Trends in Food, Nutrition & Health 2018”をサマライズしてみました。
10キートレンド2018では、まだメガトレンドは設けられていませんでしたので、2023年版とは違った視点で分析されています。
是非、目を通していただき、そのうえで2023年版を読んでみてください。
ヒントが得られると思います。
お時間のない方は、来週ビッグサイトで開催される「健康博覧会」にお越しください。
70分という限られた時間ですが、10キートレンド2023のサマリーをお話しします。
武田 猛
GNGニューズレター(国内情報) 2023年2月1日 トピックス
<国内ニュース(要約)>
MARKET NEWS マーケット
●「代替肉」に関するインターネット調査、「試しに食べてみた」2020年調査より増加
●「脂質」に関するインターネット調査、「脂質」について意識していること
●畜産×SDGs:植物代替、培養肉を含めた未来の牛肉市場を調査
●2022 年 11月のドラッグストア販売額、「健康食品」は前年同月比5.6%増加
●2022年11月の通販売上高、「健康食品」は対前年同期比1.3%減少
COMPANY NEWS 企業情報
●明治、独自の大規模母乳調査を実施 現代社会に対応する「母子栄養研究」
●サントリー、イギリスのスタートアップへ出資、日本におけるパーソナライズドニュートリションプランについて議論
SCIENCE NEWS サイエンス
●低糖質・高タンパク質食生活がマウスの海馬に影響し、作業記憶能が低下
●フジッコ、運動不足気味の健常人の蒸し大豆継続摂取による筋量と筋力向上を確認
●コロナ禍の心理的健康格差についてのインターネット調査、14,025人の回答結果を分析
●キリン、熟成ホップ由来苦味酸による注意力の向上効果を臨床試験で確認
●メタジェンとホクト、きのこの継続摂取が免疫機能の増強につながることを明らかに
●アーモンドの摂取がフィットネスに貢献することを示唆する新しい研究結果を発表
●乳酸菌が作る菌体外多糖による腸内環境改善と肥満抑制効果をマウスで確認
●腸内細菌を介した肥満の発症・悪化メカニズムの解明
[今号のハイライト]
明治、独自の大規模母乳調査を実施 現代社会に対応する「母子栄養研究」
[原文:meiji.co]
株式会社 明治は、2023年1月16日、大規模母乳調査「母親の栄養摂取状況等と母乳成分および子どもの発育、発達、腸内細菌叢等との関連性評価(母子栄養研究)」を実施すると発表した。
同研究は、母子の栄養に関する基盤情報を蓄積し、その知見を乳児用ミルク/幼児向け食品/栄養食品の開発に反映すべく行われるものだ。1979年の1回目、1998年~1999年の2回目に続き、今回が3回目の実施となる。
今回の研究では、日本全国の母親から協力を仰ぐ形で母乳を収集・分析し、前回調査時から日本人母乳の栄養成分組成がどう変化しているかを検証する。
また、これまでの母乳研究を発展させる形で、母親の栄養摂取状況などと母乳成分および子どもの発育/発達/腸内細菌叢等との関連性や、子どもの在胎週数/出生体重の違いが母乳の栄養成分組成に与える影響についても、評価を行う。
同研究の実施期間は、2023年1月中旬から2029年12月までだ。調査予定人数は、母子1,100組と設定されている。研究結果の公表については、2025年以降に随時行うとしている。
(会員向けニューズレター「GNGニューズレター2023年2月1日号」より抜粋)
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